｢餃子の王将｣決算書で儲けのポイントがサクッとわかる

本書の特徴は、決算書の各数字をこまめに拾い、会計的な視点を身につけていただきながら、不況下にも力強く業績好調な「低価格ビジネス」のチェックポイントをわかりやすく解説している点にあります。
本書の前半では、王将や大戸屋など、身近な企業の決算事例を取り上げながら会計・決算書の基礎知識を解説していますが、後半部分では、その他の身近な企業も数多く取り入れています。

たとえば、ヤマダ電機を筆頭に安売りで業績を伸ばしてきた家電量販店、青山やＡＯＫＩなどの紳士服業界、さらには1000品目以上、一律20％オフにもかかわらず業績を伸ばし続けてきたニトリなど。

すぐに会社の商品が目に浮かぶような、イメージのわきやすい会社の事例が満載です。ぜひ一度、手にとって中をご覧になってみてください。

目次

１章　王将の「儲かる仕組み」を損益計算書で見る

１．決算書のどこで「稼ぐ力」がわかるのか？
２．どんな会社にも使える「勝ち組の別れ道＝５％ルール」
３．王将のビジネスモデルが、損益計算書のココでわかる
４．そのほか、損益計算書からわかること

２章　王将の「財務体質」をキャッシュ・フローとバランスシートで見る

１．財産の状態を表す「バランスシート」の基礎知識
２．バランスシートで、王将の財産と借金の関係を見る
３．王将のキャッシュ・フローは、どうなっているのか？

３章 「家電量販店」大手４社を比較する

１．家電量販店トップ４の売上高営業利益率
２．家電量販の業績特徴・その１　仕入割引・リベートが利益を左右する
３．業界4位、コジマの業績の特徴
４．家電量販の業績特徴・その２　売上の回転数が儲けを生むポイント

４章　その他の「量販ビジネス」を比較する

　紳士服大手4社、ニトリ、ＡＢＣマートなど
１．紳士服業界のトレンドと大手4社の明暗
２．青山商事が「不況下で営業黒字を維持した」理由とは？
３．青山商事以外の大手３社の特徴
４．ニトリとＡＢＣマート「安売りのからくり」